S×強気で恋になる
第73章 これが俺
女が泣いてる
あーそか、俺フェラされてんのに
感じなかったんだ
真一・・・なんで俺ここにいるんだ?
しばらくベットの上でぼーっとする
窓からは見慣れない景色が広がっていた
服ねぇと
ここから出れねぇ・・・
真一と楽しく飲んでたのにそのあと覚えてない
知らない女に咥えられたから俺のこと軽蔑するかな
怒られるかな
お仕置きされるかな
なんでもいいや
会うのは怖いけど
そばにいるのは本当はつらいけど
それでも
真一に会いたい
そう思っていると、鍵のついた扉があく
外からは俺が予想もしなかった人が入ってきて
見た瞬間俺が俺の全細胞が
警鐘を鳴らし、全身が震え出すのがわかった
「純平久しぶりだな。お兄ちゃんだぞー!てゆーか、お前、女の子泣かせちゃダメだろ。勃起しなかったって言ってたぞー?」
「・・・・・・」
「下向いて可愛い、俺の純平。・・・心配したぞ。岡崎家に酷いことされたな。ぬか喜びさせられて、挙句に捨てられて。言ったろ、お前は俺が守るって。俺の言うこと聞いてりゃいいのに、お前が勝手なことするから・・・。俺は捨てないから大丈夫。お前のことわかってるの、家族だけだから。な?榊原純平?」
何を言ってるのかよくわからない
ただ体を抱きしめられると
緊張して強張って
それで
この匂いと
本当は苦しかったつっかかりから
解放されたのかって安堵で
涙が出た
「泣くなって。いつ捨てられるか不安に怯えて暮らすより、俺の元にいたらいい。そうあんだけ教えたのに、忘れてたろ。だから傷つくんだぞ。・・・純平、返事は?」
「真一待ってるから、俺・・・帰る・・・・・」
「っ!!まだわかんねーのか!?捨てられたんだよ、お前は!!!もういらねーって。お前知ってたか?お前の本当の親父はな、岡崎隆彦だってこと。あいつらみんな知ってて、純平のことからかってたんだ。遺産相続とかさ、家族の問題になったときうまく飼い殺しておけばいいって・・・可哀想な純平。俺お前をこんな目に合わせた真一って奴が憎い!!」
・・・なんで、なんで憎いの?
待って・・・・・置いていかないで
勝手なこと言わないで・・・・・・・