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S×強気で恋になる

第74章 バカ犬


裸の純平に俺の服を着せると
香りと体温で安心したのか

さっきまであんなに震えてたくせに
助手席に座ると
ぐっすりというよりぐったりに近い感じで
目を閉じていた

そんな純平の頭を撫でると俊哉がいつものように
帰ってくるのが見えて
俺は黙ってそれを見つめる

純平と繋いでいた手を離して
その手に俺の携帯と家のカードキーを
握らせる

そして俺は車に鍵をかけ
俊哉が入った部屋に向かった

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