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S×強気で恋になる

第76章 粉雪

「純平。俺の真一ってなに?俺お前のもんじゃねーんだけど」
「はぁ?!お前は俺のこと俺のもんだって言うくせに、なんなんだよ!!!!言って損した」

そう言うのに真一が俺をがっつり抱き上げ
俺は落とされるのかと思ってビビっていた

「まぁ、・・・・・すげー嬉しかったけど・・・」

「っ、っーか、どこ行くんだよ!!降ろせって!!」
「嬉しかったからお返ししようと思って。マダムのとこ行くぞ。ここじゃものたりねぇ」
「は?!ちょ、離せ!!!俺全裸だし!!!」
「俺のジャケット羽織ってろ。っーか、後部座席でゴロンしてたらいいよ」

ゴロンて・・・・!!
そーゆー問題じゃねぇんだって!!!

っーか、そんなスイッチいれるために
言ったわけじゃねーし

わけわかんねーんだよ、このエロ岡崎!!

そうやって脳内ではいっぱい悪態をつくのに
真一と目が合うと
まるで酷いことをしていないかのような
優しい笑顔と目で、なに?と見つめるから
俺は何も反論が出来なかった

階段を降りて
そのまま部屋とつながってるガレージに入る

最後の抵抗を試みたものの
後部座席に投げ入れられ
うえから真一の高いジャケットをかけられる

こんなのしわくちゃにしてやる!!!
そう思って暴れていると
ため息交じりに足首も縛られて
結果自分の首をしめてしまった


「っ、ふつー、・・・っーか、一応恋人なんだろ?!!!縛るか?!!おい、ふざけんな!!」
「うるさい子でちゅね。ミルクたくさん飲みたいんでちゅか?」

あははと笑いながら冗談でそんなことを言われて、ゾッとする

苦しいのに哺乳瓶に貯めた精液を牛乳で混ぜて
飲み干すまで拷問された記憶は
まだ鮮明に覚えてて
俺は笑い事じゃなかった

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