
S×強気で恋になる
第79章 それぞれの地雷
気がついて目を開けると
裸のままベットに寝っ転がってることに
気がつく
綺麗にしてあるけど・・・
真一いねーし・・・
そう思いながら重い身体を起こすと
寝室の扉がタイミングよく開いた
「あ、起きた?水飲む?」
「・・・・・・」
「無視すんな。水あげねーぞ」
「・・・・・・」
プイっとそっぽを向いてそのまま純平が、ベットに寝転がる
なんだよ・・・ふてくされてんなー
不機嫌な顔も好きだけど
笑えー・・・!
そう思いながら、近づくと
純平がさらに布団をかぶった
「おい。何がしたい。寝るってこと?わかんねーし」
そう言いながら立ち去ろうとする
と、ばさっと布団がめくられた
「っ、気持ちいいエッチの終わり方がちげぇ」
聞こえるか聞こえないかぐらいで
そう言われて俺は片眉をあげる
「あ?」
「っ、だから、お前も服脱げ!!」
「はぁ?」
「・・・お前も・・・下着のまま・・隣で添い寝すんのが、気持ちいいエッチの終わり方だってんだよ!!!」
真っ赤な顔でそう言って
またばさっと純平が布団に隠れる
・・・そーゆーこと、ね
可愛い顔しやがって
納得しながら
エッチの途中もずっと着ていた服を脱いだ
そしてそのまま広いベットの横に潜り込む
「・・・ん、腕枕するから、おいで」
「・・・・それは嫌」
「はぁ?!お前!!今の女だったら一発だぞ?!俺のルックスとこの身体、この声でこいってんのに嫌ってなんだよ!!!」
「俺女じゃねーし!!!普通に、・・・このままでいい、から、・・・」
「なんだそれ・・・・。ん!!手だけ握るぞ」
「ちょ!!!っ、たく・・・」
ぎゅっと手を握られて
ほんの少し幸せになる
気がついたらどんどん手を頼りに
真一が近づいてきて
やっぱり俺は抱きしめられていた
「ちけぇ!!」
「純平のくせに、ったく、なんて言うな。あったけーだろ?」
「・・・うん。寝よ・・・・・・」
「・・・・はいはい」
2人の身体が触れ合うところから
どんどんあったかくなって
それだけで心が満たされるのを感じる
すべすべのムダ毛の少ない肌からは
純平のいい匂いがして
すべてが心地よくて
気持ちよかった
