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S×強気で恋になる

第83章 S×強気は愛になる


「あーあー、和也泣かした」
「ちょ、純平、そんな泣かなくても」

そう言いながら、藤間と俺でオロオロしてると
後ろにいた真ちゃんが純平にそっと近づいて
信じられないことをした

「泣き虫。和也困ってるぞ」
「っ、・・・信じらん、ねー・・・」
「よかったな、くまちゃん」

そう言ってポンポンと真ちゃんが純平の頭を撫でると、純平がそのまま真ちゃんの胸に顔をうずめたのだ

思わず、それをみて楓の方を見ると
楓も目を丸くしていた

そのまま無言で袖を引いて
楓と外に出る

「ちょ、見た!!??真ちゃん、見た??」
「見た。なにあいつら、超気持ち悪くなかった?!」
「俺、生まれて初めてあんな優しいあいつ見たかも」
「和也でそのレベルだろ?俺なんか、気持ち悪くて吐くとこだった」
「とりあえず、戻る?!なんか出てきちゃったし」
「だな。様子みようぜ。」

そう言って、2人で目を合わせ
また玄関を開けた

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