S×強気で恋になる
第83章 S×強気は愛になる
「ちょ、真一・・・・」
「なに?飯にすんだろ?」
「っ、・・・そーだけど、っ、そーだけど、・・」
敏感なのわかってて
強く刺激して無理矢理起こした息子
それが飯にしようと俺が生殺しにしたから
半勃ちに変わっていて
それで中途半端に発火されたと
俺に言えずに泣きそうな顔が
愛おしくてたまらない
純平をこんな身体にしたのは俺だ
何も知らない身体を男で感じるよう
力でねじ伏せるみたいに
性で押さえつけて
俺だけの純平にした
そう優越感をいつも感じる
この瞬間
そんなことを思いながら
純平の思いを裏切るように
フライパンに火をつける
そんな俺を見て
また何かを言いたそうに
ギュッと手を握りしめてる純平
・・・おねだりぐらい
いい加減しろ!っーの
自分から俺に抱きついてきて
足りないからもっとやって
とか
強く俺を抱いて
とか
あー・・・なんなら
服脱いで裸エプロンで
俺も料理手伝うからって
ご奉仕してくれてもいいなー
・・・難易度高すぎか
やって、ってそれすら言えねーし
そう思いながら
ぼーっと突っ立ってる純平に声をかけた
「何期待してんだ。待ってたってもうやんねーよ。手伝え。」
「わかってるよ!!っーか、期待とかしてねーし!!」
期待してない!
そう言う純平の顔には
嘘ですって大きく書いてあって
俺は火を止めて
純平を冷蔵庫にドンっと押し付けた
「!!!!っ、ちょ、・・・!!・・・っ、ん、」
キスを深く重ねて
耳朶を甘噛みしてから耳の奥まで舐めまわし
首筋に舌を這わせる
それだけで、純平はビクつき
声を漏らして
息があがる
相変わらず素直なやつ・・・
「っ、ちょ、も、、しんいち・・・!!」
「口ほどでもねーな。どけ、野菜とれねーだろ」
「っ・・・・!!も、わかった、から、・・」
「なにが?」
「っ、・・・・・も、しろよ・・・」
「飯に?するってんだろ。手伝えって」
「そうじゃなくて!!!」
「具体的に頼むよ。俺馬鹿だからわかんなくてさ。主語述語つけて、誰が誰に何して欲しいのか、はっきり頼むよ」
頼むよって意地悪くニヤッと笑う顔を見る
くそ・・・・
誰が誰に何して欲しいのかって
俺の言いたいこと
ほぼわかってんじゃねーか!!
でもここで俺が意地はると
しつこく意地悪されるし・・
俺も真一に触りたい