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S×強気で恋になる

第83章 S×強気は愛になる

「ほらな、誘ったのは和也。藤間の躾が悪いせい。ってことで、解散。帰れお前ら」
「別に深い意味ないから。純平の髪の毛なんか、小さいときの雅文みてーなもんだろ?わかったって、もうやんねーから。純平ごめんな。楓、帰ろう」

そう言って和也が先に謝って立ち上がる

それを見ながら

和也すげー・・・大人・・てか
真一と藤間
学生みてぇな言い合い・・・



なんて思ってたら、急に股間を握られて
俺は思わず変な声がでた

しかも

「お仕置きできる名目ができたからお前ら別に許してやる。特別にな?」

なんて真一が言うから
俺はもうお先真っ暗だと思いながら
強めに握ってくる手が怖くて
いつ直に触って扱かれるか分からなくて
2人に痴態を見せたくなくて


「ちょ、もう帰って、・・・っーかうん、・・俺もごめん、だから・・その・・・」

なんて言うしかなかった

ごめんって謝った瞬間
より強く握られて

謝ることでもしたのか、おい。って
そう聞いてくるようなオーラと威圧感で
俺は冷や汗が出始めていた

「あーあー、和也、俺の髪も洗ってよ?そしたら機嫌なおるから」
「はいはい。楓、なんか疲れてねぇ?さっきからそっちが気になってたんだけど、」
「そーなのよ。なんか岡崎先生ってドSの鬼畜魔がいてさー、すげーこき使われんの。早く癒してー」
「わかったから、ちゃんと真面目に歩け。真ちゃん戸締りしろよ?純平、またなー」

またなーって
何事もなかったかのように
帰る藤間と和也

一番危険な爆弾に火をつけといて
鎮火してけよ!!!!

なんてもう今さら遅くて

俺はこれからどうなるんですか?
と聞くように俺を抱き寄せてる真一の顔を見上げた

「あ・・・飯に、する?か・・風呂?・・・それか・・・あっ、・・ちょ、耳・・」

カプッと噛まれたと思ったら
執拗に舐め上げてきて
いやらしい手つきで意図して俺の尻を揉んだ

「なにしたい?」
「っ、・・・ちょ、・・・・」
「なにされたい?」
「っ、いっ、・・・め、飯・・」
「・・・飯ね。じゃ、飯食うか」
「え・・・あ・・うん、」

いつもなら押し倒されて
躾だお仕置きだって
真一の怒りと熱で俺を狂わすのに

飯ね、って言ってから
スルッと俺から離れて
キッチンに行くから

俺は中途半端に発火された体内の熱を抑えながら
もどかしい気持ちで真一にかけよった



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