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S×強気で恋になる

第28章 岡崎のほうがいい

んっ・・・寒い・・・
近くにあったものを抱き寄せる

なんかゴツゴツしてる・・・

はっ、と目を開け隣をみると

「起きたのー?俺のこと抱き締めてきたー!もうエッチしていいの?」
「なっ!!!!ちょ、寒い・・・ってなんで俺裸なんだよ!服どーした服!!!」
「体温分かち合お、ね?ほら、抱き締めてー!」
「ふざけんなっ!!っーゴホッゴホッ」
「丸一日なんも食べてなかったから解熱剤と栄養剤の点滴したんだよー?そのおかけでちょっとマシになったでしょ?」

確かに寒いけど、頭はズキズキぐらいで
さっきのような眩暈にも似た痛みはない

「もう一眠りしたら、遊ぼうね。」
スルッと俺の息子に手をやり、身体を寄せ合ってくる。

気持ち悪りーな!!!
離れろよ、このホモ野郎!!!

「っちょっ、離れろ!・・・ゴホッコホッ」
「寒いくせに。純平の天邪鬼。」
そう言って俺にかけていた布団を片瀬が全部抱きかかえ、キングベッドの端へいく。


こいつ!!寒いって言ってんのに、
スプリングの上に全裸で掛け布団なし状態にするか!!

っ、寒いって・・・
身震いからまた寒気が俺を襲う

「純平、俺に抱き締めてほしい?布団と俺、欲しいでしよ?」
「寒いって・・・布団くれ、布団。」
「純平、俺はー?俺、純平の友達なのにー、ひどいなー。岡崎さんにいい子じゃないってチクろっかなー」
「っ!!!ふざけんな!ーゴホッコホッ、早くこいってば!!」
グリンと一回転して俺の横にくる。
布団と俺を片瀬が抱きしめる

最悪だ、こいつ・・・
なにが友達だ
くそったれが!

「ちょ、片瀬!服返せ。全裸、寒いんだよ、」
「もー。わかった。」

いやにあっさり部屋を出て行く。
どこに俺の服置いたんだよ!!

怒りを増幅させながら、片瀬をまっていると、信じられないものを持って戻ってきた。

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