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S×強気で恋になる

第31章 狂愛そして溺愛

18時から・・・

施設にいたら、なんか落ち着いた・・・
家帰ろうかな・・・

岡崎、もー自分の家帰ったかな・・・



俺捨てられたしな・・・


ここに甘えられない
明後日までゴールデンウイークだし・・・


家に帰ろ。


そう思い、俺は園長室にいく

「どうした純?自宅帰るのか?もう元気でたか?」
「あぁ。ありがとうございました。」
「いつでも来い。ここがお前の実家なんだから。」
「・・・はい。」
ここがあってよかった・・・


施設を出て大通りに出て驚いた



岡崎の車ー!?


早歩きで通過しようとすると


「待て・・・純平。お前何してる。」
「・・・。」

走りたいー、立ち去りたいのに
体が立ち止まってしまう。

「無視すんな、待てって」
ガシっと左手を掴む

「・・・離せ。」
後ろから抱きしめる

「お前帰ってこねーから、心配した。お前熱あって体も精神的にもしんどかったのに、イラついて置いて帰って・・・悪いと思ったから待ってたんだ。話そう、な?」


「やめろ・・・捨てられんのはやなんだよ・・・っ」
ぐっとこらえていたものが
次々と溢れ出す。


「・・・捨ててねーって。軽率だった、俺が悪かった。泣き止め。」
ぐっと抱きしめる手に力を入れる


「泣いてねーよ!!っーかお前なんなんだよ!俺昨日なんかしたか!?お前のこと、俺待ってたのに・・・」

どうしよう俺
純平が俺のこと待ってたって
シラフで素直に初めて言われて

嬉しい・・・


「だから勝手に怒って悪かった。俺がどうかしてたんだ。置いてったわけでも捨ててもない。こんな可愛い犬、やすやす手放せるか」

「っ、やめろ、離せよ!!人に見られる!!」
「お前見られた方が興奮するもんな。」

ペロっと耳を舐める

「っちょ!!こーゆーことするから、お前嫌いなんだよ!!そもそもお前にとって俺ってなんなんだよ!!もう俺、やなんだよ・・っく・・・」

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