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S×強気で恋になる

第9章 熱

岡崎目線----

俺、嫌われたかもな。
媚薬を入れたのは乱れるか知りたいっていう、興味本位。だから、それこそ医者として、微量の効力の弱いものを使用した、、、つもりだった。
あんなに感じるなんて。
俺はポケットの瓶を握りしめて苦笑する。
1番効くやつ、使わなくて正解だったな。
そう思いながら、意識を失い眠りに落ちる純平の精液で汚れた身体を拭いてやる。

ギプスが重いのか、横腹にはアザが出来ていた。

そういやこいつ、三角巾だと肩がこったりいろんな弊害が出るはずなのに、そんな素振り見せねぇな。
肩と腰の筋肉に触れる。
ガチガチにこってるじゃねーか。

また苦笑する。

我慢強いのか
プライドが高いのか

俺は純平に優しくキスをした。
そして、アザにならないようにギプスの腹の間にタオルを挟んでやる。

真っ直ぐ生きてきた
そんな端正な顔立ちと強気な性格。

深く眠る純平に舌打ちした。

俺のこと虜にしやがって。

ビリリリリリリー
これは病院からの呼び出しだな。

純平を、見ていたかったが
俺は彼の部屋を出た。


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