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S×強気で恋になる

第35章 岡崎の横

「うわ・・・ひろっ。お前さ、なんであのマンションに住んでるの?」
部屋を見渡しながら岡崎にきく
こんな豪邸があるくらいなら、億ション持ってたって不思議じゃない

「んー?一人で広いとこ住んでてもしょーがねーだろ。俺、あのマンションに引っ越す前は、それこそ億ションに住んでたんだよ。でも、医者としての勤務ってなげーだろ?家開けてばっかりなのに、んなとこ住んでてももったいねー。だから、あそこに引っ越したんだ。正解だったよ、引っ越して。お前に出会えた。」
そう言ってソファーに座る


「今も自分の家あけてんだろ・・・」
「え、なに、その発言。お前の家に住んでいいってこと?」
ニヤニヤしながら俺をおちょくってくる

「はあ?ちげーよ、家賃がもったいねーって言ってんの!!お前、馬鹿だろ!もう寝る」
夏目がなんか無茶苦茶したから、まじで疲れてる


「俺と寝たい?」
「!!んなわけあるか!まじで眠い。このベッド借りるぞ。」
ドサーっとキングサイズのベッドにダイブする

ホテルのようにベッドメイキングされているのか、ふかふかでシーツもパリッとしていて、とても気持ちよかった

「お前のとこのベッド・・・最高だな・・・」
「純平、がきじゃねーんだからその格好で寝るな。服脱げ。」

うつ伏せになって、目をしょぼしょぼさせている純平に言い放つ

「んだよ・・・いーじゃん・・・めんどくせー・・・脱がせといて・・ーーー」

「は?!寝た??っ・・・こいつ!!甘えんな!!っ、おい!っーか、寝るな!!」
なんなんだよ・・・
まじで寝てるし

しょうがねーな・・・
そう思って上着のボタンを止めようと純平に触れて驚く。
・・・身体熱いし

一階にいき、体温計を持って再び純平の横にいき熱を測る。

37.6

微熱か。
今日いろいろあったしな。疲れたんだろ。
それにこいつ日頃から体温高すぎだろ。幼稚園児じゃねーんだから。俺の平熱35.8だぞ。お前、平熱36.9くらいあんだろ・・・。

にしても無防備だな

相変わらず手のひらに手を乗せると握り返してくるし。

っーか、跡つけられすぎ。
俺が本当の亀頭攻めってやつ、明日教えてやるからな?


純平はピクリともしないで
完全に寝てしまった。

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