S×強気で恋になる
第35章 岡崎の横
部屋を出て壁をたたく
くそ!!!!
やり過ぎだって分かってる
純平が怪我してることも
もともと体力そんなにねーことも
素直じゃないことも
心に傷があることも
なのに、
抑えられない
くそが!!
なんで分かってくれねんだよ、
なんで俺のいう通りにならねーんだよ!!
兄貴達には奪われたくない
せっかく心開いてきたのに
俺
かっこわる
「真ちゃん、荒れてるねー?」
「隆彦・・・。」
「あんな美人どこで見つけたの?俺にも貸してよ。両思いじゃないんだろ?付き合ってるの?」
・・・・
とられる!!
「付き合ってはねーけど、・・・そーゆー話する・・・から俺のだ。」
「はぁ?付き合ってねーのに?俺も混ぜてよ。気に入っちゃったんだよねー。悠二はさ、完全にお前のもの奪いたいだけだけど、俺はねー、結構本気。」
「っ!!!だめだ!!!悠二もお前も近づくな!」
「んー?お前、いつからそんなに偉くなったの?お医者様ってのも大変だな。兄貴に対してひどいじゃないか。ほら、こっちにこい。朝まで飲もう。」
「っちょ!!」
純平キレて置いてきたばっかなんだよ、
あいつ置き去りにしたら
ダメなんだって
キレて置いてかれることトラウマなのに
「真ちゃん、これ、飲んで。」
一杯飲んで部屋帰らなきゃ