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S×強気で恋になる

第37章 和也の優しさ


「やべー、純平おもしれーな。あ、なんか今から出かけねぇ?俺服欲しいんだよね。もーすぐ夏じゃん?」

「あー、俺も行きてーけど、腕これだしなー。それに俺街はあんまり」
なんか人寄ってきて困るんだよね・・・

事務所の勧誘ならまだしも、この前一人が大きい声でなんかの俳優とか言い出したから、サインとか写真求められて囲まれたことあるし。
あれ、人間の心理だろ

一人の勘違いから、一応撮っとくか的な

そーゆーの困る
っーかめんどくせー

「人囲まれた?うけるー。お前と一緒なら逆ナンされそー。行こー、な?真ちゃんにはおれが言っとくから。お前息抜きしたほうがいいって」
俺としては、楽しいことして昨日のことを忘れてほしい。

「・・・真一怒る。お前といたら。」
「あいつ独占欲半端ないからな。もしかして、お仕置きー、とかされてた?本当おもしれーな、お前ら。」
「っ!!うるせーよ!!!あいつ怖いんだよ!!痛い思いするの俺なんだからな!!」
キツイんだよ
身体も精神も

お仕置きされるくらいなら、岡崎の思い通りでいいって思う。

「だから大丈夫だって。あいつの兄貴、俺。それに、真ちゃんが1番怖いのは隆彦兄さんだから。心配すんな。ほら、服これでいいか?着ろ、いくぞ。早くしろ。全裸で行くの?」
「・・・っ!!強引なとこ、似てる。わかったよ。あれ、俺の三角巾は?」

あー、あれ汚れてやばかったから捨てたんだよね
やっぱやばかった?

「・・捨てた。また真ちゃんに持ってきてもらえ。あれないと辛いの?」
「へーきだけど・・・腕落ち着かないし、重い。まあ、いいや」

そんな会話をしながら、身支度をすると扉が開いた。


「和也。純平いる?・・・え?どゆこと?」
きっちりと着替え、完全に出掛ける支度をしていた2人を見て焦る

「あー、真ちゃん。話しよっか。ちょっと・・・純平そこにいて。あ、そのへんのお菓子食べていいから」

そんなやりとりをして、俺は部屋に残された

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