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S×強気で恋になる

第37章 和也の優しさ

ひと気のないゲストルームに引っ張り入ったところで、俺は真ちゃんの腕を離す

「和也。なんだ話は。俺は純平にききたい。」
「なんも言わなかったら?お仕置きすんの?」
「っ!お前に関係ない。純平は俺のものだ。」
「はぁー。。。真ちゃんさ、黙ってるのも優しさだよ?今せっかく楽しくなってたのに、そんな怖い顔で来んなよ。第一、お前昨日どこいたんだよ。」

どこって・・・

「お前さ、隆彦のとこじゃねーの?寝てたんだろ?っーか、寝かせられたんだろ?それで、純平に話し聞くの?聞く相手間違ってねーか?そんな真面目だから、引っ掻き回されるんだろ?いい加減学習しろよ。それで、お前ら喧嘩したら、本気で取られるよ?」

いつもヘラヘラしている和也の顔からは笑顔が消えていた

そーだった・・・
ここで俺が純平にキレたら
あいつ去ってく
あいつの気持ち考えなきゃ、なんだった

「目ぇ覚めた?」
「・・・わりぃ。昨日何があった?」
「聞いても怒らない?約束してくれるなら言うけど。そーじゃねーなら知らねーほーがいんじゃん?」

「わあったよ、怒らねー。」

「本当かな。怒ったら、殴るよ?俺まだ空手やってるから、本気でいくからね? 昨日隆彦兄さんと悠二兄さんと、雅史で純平ヤった。口の周りもモノにもケツにも精液ついてたから、、、言ってる意味わかるよな?で、放置されてたから俺が綺麗にして部屋に運んだ。でも、あいつあんまり覚えてねーって。だから、何も聞くな。何も言うな。以上だ。」

「そうか・・・。俺嫌われたかな。」
「んなことない。寝起き一発目も、お前の名前言ってた。大丈夫だ。しばらく出掛けるから、隆彦と話し合え。」

純平・・・
俺の突っ込んでマーキングしたい。
俺のモノだ

「わかった。行っていいけど、浮気すんなよ。部屋戻ろう。ちょっと、あいつの右腕見てから隆彦のとこいく」
「本気だな。医者としては、どーなの?」

たわいのない話をしながら俺たちは部屋に戻った

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