S×強気で恋になる
第40章 安藤直人
んー・・よく寝た・・
あれ?岡崎いない
朝飯かなー?昨日食ってねーから腹減った。
っ!!ケツ痛い・・
そろりそろりと歩き、リビングへ行く
いねぇし・・・。
あれ?風邪薬出てる。
病院かな?
なんか作り置きー・・・ねぇな。
てことは、夜のうちに行ったってことか。あいつ体大丈夫か? 最近朝から入っての夜勤増えたし。。。
まあ、別に関係ねーけど
あ、この前買ったお菓子ある
これ食べよ
「純平。菓子とか甘いもんばっか食うな!!飯を食え飯を!!」
と、頭の中で響き渡る
やめるか・・・
なんか岡崎に見られてるみたいで怖いし
ん、これにしよ
冷蔵庫からタコライスを取り出す
これ昨日の晩御飯で作ってくれたやつだ
初めて食べたけどうまかった
タコ入ってねーし、意味わかんね
ピピっセットすると
俺の携帯が鳴った
片瀬隼人
もーこいつやだ
でも出るまで電話きそうだから出よ・・・
「なに?」
「純平ー!ライバルできたー!!」
「あっそう。俺に関係ないから。っーか、お前岡崎が好きなら早く付き合えよ!!俺から引き離せ!!」
「本当嫌味なやつー。そんなことできてたら、とっくにしてるよ!!なんか、安藤って研修医がねー、岡崎さんと笑いながら話してるの!」
「ふぅん。あ、岡崎さ風邪ひいてない?風邪薬飲んでた、多分。」
「えー?知らないけどさー、もー安藤かっこいい子で最初は俺も好印象だったのに、裏切られたよー。」
ピピピッ
あ、タコライスできた
「頭いい奴らって変人しかいねーよ。ゲイばっかじゃん。岡崎に安藤とお幸せにって言っといて。」
「あー、そしたら俺純平と付き合うよ!!どう?」
「!!!お前の頭の中見てみたいよ。じゃーな。」
なんだよ
んなことでかけてくんな
俺から引き離せる人がいるなら、そっちにいけ
俺は他に彼女作るから
パクッとスプーンを口にいれる
うまい・・・
岡崎なぁ・・・
もっと優しかったらな、和也みたいに
嫌いじゃないんだけどな
はぁー