
S×強気で恋になる
第44章 日常
バッ!!!
今何時だ・・・!?
23:36
やばい・・・
がっつり寝てた!!
ん?パンツに違和感を感じてそこを見る
っ、はみ出てるし!!
小せぇー、
も、収まれ!!
そう思いながら、携帯を見る
不在着信56件
ひぃーーー!!!
まじで怖いって
もう俺、地獄へ行くよーなもんだな
スーツをとり、かばんを持って家をでる
ケツに食い込んでるし・・・
気持ちわりーな、っ、くそ
恥ずかしい・・・
どうしよう、他の人にバレたら
も、見えてるじゃないかって視線が気になる
そんな羞恥心に耐えながらなんとかタクシーをとめる
「桜楓大学付属病院までお願いします」
「はい、かしこまりました。・・・お客さん、芸能人?すごいねー、かっこいい。で、病院?今救急搬送と夜間の外来とかしかやってないよ?なにしにいくの?」
「ちょっと・・・用事で・・・」
「あ、腕怪我されてるけど、お医者さんなのね?はぁー、すごいなぁー」
うるせーな・・・
ちげーよ!!
だいたいなにしにって、
ナニされに行くんだよ!!
っ、も、とりあえずパンツ脱ぎたい
「お客さん、特別にこれあげるよ」
そう言ってギフトの箱に入ったお菓子を差し出す
「え?いや、いらないです。」
「俺甘いの嫌いでさー、それ開けてないから戴き物なんだけど、あげる。」
「いや・・・あー、すみません、いただきます。」
俺は何にも考えず
そのギフトラッピングのされた箱を
鞄の中にいれた
