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S×強気で恋になる

第44章 日常


「・・きろ、起きろ、純平。」
「・・・ん・・あー、今何時?」
「7時。送ってやるから、8時には出ないと。お前朝これでいいか?適当なパンしかねぇ。それとも、なんかカフェドライブスルーするか?」


7時か・・・1時間も寝てねぇ・・・
も、こいつのこと考えすぎて寝れなかった。

てか・・・優しいな
って、今思っちゃった

こいつダチだったら最高なのに
なんでゲイなんだよ・・・

「頭回ってきた?お前さ、立ちくらみとかしねーの?んなに低血圧で。」
「・・・する。朝さ、そのパンでいい。歯、磨いてくる・・・」
「お前さ、昨日・・・寝れたか?っーか寝た?」
なんかベットが綺麗だし、純平から寝たのが感じられねぇ・・・

「え?あー、寝たよ。」
「・・・今のは嘘だろ。明け方まで起きてたのか?」
「・・・怖いって。なんか寝れなかったんだよ。」

どーせ、今日も寝かしてもらえねーんだろーな
会社だし・・・
やだな、寝たかった・・・
岡崎といると体力奪われる

「そうか。悪かったな、呼び出して。今日は家で早く寝ような。」

も、お前やめろ・・・
今優しくすんな

「・・・あぁ。っ、おい、抱きしめんな、やめろ」
「なんで?俺こんなに好きなんだよ?お前も、俺のこと・・・嫌いじゃないだろ?」

んなこと言うなって・・・

「俺のお仕置きプレイ好きだろ?」

!!!

「っ、離せ、馬鹿野郎!っ、お前なんか嫌いだよ!ホモ野郎!!」

あぶねぇ、本当に
そう思いながら歯を磨きはじめる

「・・・お前本当に俺を煽るのがうまいよな。」


ニヤニヤ笑いながら近づいてくる
その姿に俺の中で警鐘がなり、逃げなきゃと思うのだが口が歯磨き粉でいっぱいで、待ったもかけられない

っ、くっそー・・・


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