S×強気で恋になる
第44章 日常
「いい加減機嫌直せよ。謝ってんだろ?」
「っ!!謝ったからって何やってもいいのかよ!!」
「お?うまいねー。ナニやってもいいんだよ?」
「かけてねーよ!!も、寝てねーって言ってんのに、朝からだるいことすんな・・・」
「今日仕事終わったら迎えに来てやるから。な?頑張れ。」
「うるせーな、お前に言われなくても左手で頑張ってんだよ!!」
バタンとドアを開け、車から降りる
可愛いな、っーか本当に綺麗な顔してんなー・・・
あ?誰だあいつ
っ、純平の背中触ってる・・・
あれが小鳥遊か?
っーか、なんか怒られてねぇか?
じゃーあれ、たまに話に出るよく怒られるっていう、隣の部所の中野部長か?
なんか気に食わねーな・・・
バタンとドアをしめ、純平に近づく
「横山君。車で来るなんて君は駅から歩くこともできないんだな。企画書はできたのか?」
「・・・すみません。」
「かわいいからって、田中部長は甘やかしてるみたいだけど、俺の部所だったら罰と残響だらけだったよ?わかってる?」
「・・・すみません。」
そう言って、他男の人は先に会社に入っていく
純平は右腕を見て立っていた
だいたい話見えてきたな
まあ、こいつ左手で仕事できねーし
それで出勤してるのが気に食わないんだな。
パソコンできない分、腕治るまで文書作成とかコピーとか雑用もやってるつて言ってたけどな
いいじゃん。この会社の親会社の息子と付き合ってる社員だぞ?大事にしろよ。
付き合ってねぇけど
「純平?」
「・・・あ、岡崎。」
「早く会社はいれよ。ほら、忘れ物。」
チュッ
!!!!
「っ、わ、ちょ、行ってくる!やめろ、んなとこで!」
可愛いな。元気になったみたいだ。
腕治ったらバリバリ仕事したらいい。
俺の純平に無理さすな。