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S×強気で恋になる

第45章 残業


今日はグラタンだな。
あいつこーゆーガキっぽいの好きだからなー。
あ、ハンバーググラタンにしてやるか。あいつ喜ぶかな。

そんなことを思いながら、買い物をしマンションに戻る。

「ただいまー。おーい、アホ犬。おかえりはー?」

あれ?靴ねぇ・・・

また残業か

まー作って待っとくか
尻尾振って喜ぶかな


かわいいな、ほんと

そんなことを考えながら
キッチンで作業を始めた


ーーーーーー





鳥鷹山へ入りしばらく車を走らせていた

どこだー?もー陽が暮れてわかんねーな・・・
あ、あのうずくまってるのだな

ファ、ファ

と外車特有のクラクションをならすと
パッと顔をあげた

泥まみれだし、顔腫れてるし
ズボン濡れてるし

あーこれ、こいつレイプされたな・・・

カチャっとシートベルトを外して外にでる

「純平?立てるか?」
「あぁ。わりぃな、来てもらって。ズボン濡れたから帰れなくて・・・」

そーじゃないだろ。
他に言いたいことあんだろ。
なんで強がんだよ

無言で抱きしめる

「ちょ、和也、やめろ、離せ!!」
「も、喋んな・・・。」
「ちょ・・・っと・・・。」

和也だ
和也がいる





すっげえあったけぇ・・・




「・・・も、大丈夫だから。ごめん」
「うん。帰ろうな。俺の家来るか?着替えなきゃな。」
「・・・・・・わりぃ。」


それから家に着くまで純平は一言も喋らなかった

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