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S×強気で恋になる

第45章 残業


「んー、しんいち・・・みてー。ねぇ、みてー!」
うるせーな、こいつ
酔っ払ってるし、俺が呑むワインほとんど一人で呑んだし。
俺が呑んでねーんだよ!

「なんだ。あー、はいはい。・・・はぁ?お前何してんの?」

純平がティーシャツをまくりあげていた
誘ってんのか?

「ここ今日ぶつけた。みて、」

みてって・・・なんともなってねーよ
めんどくせーやつだな・・・

「ん、大丈夫だ。なんだよ、その顔!みただろ?医者のいうこと聞けよ!」
「・・・でも、ここ痛い・・。」
「はぁ?そこにちゅーしてやるからこっちこい。」
「・・・・・・いい。それはいい。」

っ、クソ野郎!!!
可愛くねーな!!

「あっそ。」
付き合ってらんねー

このチーズうまいな。
やっぱ親父に取り寄せてもらうのが一番だな
そんなことを思いながら、一人でワインを堪能する

「・・・なぁ。なぁってば!・・・しんいち?なぁー・・・」
「んー?聞いてるから、話せ。」
「俺ねーお前好きだよ」


はぁ?


・・・


え?



「優しいときだけだろ。お前さ、なんで俺を頼らなかった?」
「お前・・・悲しむから・・・」


んな可愛いこと言うな
犯したくなるだろ


も、俺が我慢できねーよ

「はぁ・・・。お前さ、なんでそんななわけ?」
「なにが・・・?」
「馬鹿だよな。ほんとにアホだよ。」
「えー・・・なに?・・・なんで怒ってるんだ?」

ガタっと立ち上がり、純平の横に立つ

「怒ってねぇ。嬉しいんだ。」
グイっと純平を起こし、お姫様抱っこをしてベットに向かう

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