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S×強気で恋になる

第47章 俺の甘え方


「え・・・。いや、俺のキスは忘れてくれ。」
「好き通しなんだろ?いいじゃん、別に俺はゲイでもなんとも思わないけど。この話いや?」

・・・ゲイ、か

「・・・俺、ゲイじゃねぇ・・・・・・。」
「無理矢理されたの?お前今非力だもんなぁ。でも、今は好きなの?」
「本当はよく、わかんねぇ・・・。でも、多分、好きなんだと思う。・・・いや、こんな話やめよ。俺、話したくないし!」

ふーん、話したくないのか
俺だって無理矢理ヤリてーし

「で、なんで弁当食っちゃだめなわけ?」
「え・・・も、いいだろ、この件は!」
「独占欲ハンパないんだ。おかしいと思ってたんだよね。左手しか使えないはずなのに、いつもネクタイきっちりしてるし、困った様子ないし。そんなにおれが頼りない?・・・同僚だろ?」

「そーじゃねーけど。」
確かに・・・
じゃあ、ネクタイなんで結べてんのか
みんな疑問だったのかな

あー、俺なにやってんだろ!!
自分から男と住んでますって
アピールしてたんじゃん

いや、いいんだよ!?
岡崎のこと、たぶんその、まあ、・・・好きだし

でも、やっぱり
ゲイと言われると・・・

まだ抵抗あんだよな・・・

俺はゲイだー!!

なんて言えねぇ・・・

も、やだ・・・
恥ずかしくて
死にそう・・・



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