S×強気で恋になる
第48章 小さな亀裂
俺・・・また一人?
真一・・・
だから飯・・・作ってくれなかったの?
だから・・・
置き手紙なかったのか・・・
「もう別れた方がいいって。ほら、携帯。別れよってメールしなよ。俺がうってやろーか?」
「・・・・・・え?」
「もう付き合ってても意味ねーって。痛いことばっかだろ、どーせ、ほら携帯かせ。うつからな。」
「・・・・・・待って、ん、酒のも、な?」
ピピピとそのまま指を動かしながら
純のグラスに酒をつぐ
「お前何の話だったか覚えてる?」
「んー?真一の・・・はなし?あれ、・・・んー、違う?」
酔っ払ってんじゃん
ーお前と別れる。もう付き合ってられない。家帰ってくるな。さようなら。横山
で、送信メールも削除して
よし、さ、これで心置きなく純と楽しめる
もう俺だけだな