S×強気で恋になる
第48章 小さな亀裂
そのあと特になにもなく、仮眠をとり
俺は勤務を終えていた
明け方の少し薄暗い中、玄関をあける
靴が二つか・・・
キッチンへ行くと、俺が作った料理が皿ごと全部捨てられていて、その上にメモ書きがビリビリになっていた
ふーん
リビングへ行くと酒の空き瓶が転がっていた
それを横目に寝室をみる
そこにはお互い裸で身体を重ねあって寝ている姿があった
誰こいつ・・・
っーか、そんなやつとお前寝てんじゃねーよ・・・
チラッとベット横の棚を見ると、俺があげたネックレスと指輪が置いてあった
なんだよ
さんざん俺には反抗したくせに
こいつならいいのか
俺ばっかこいつのこと好きで
も、めんどくせー
勝手にしろ!!!
お前が泣いてたって
困ってたって
襲われたって
も、俺しらねぇからな
バッと机のネックレスと指輪をとり、純平の上に置いていた荷物を適当にまとめて、
リビングに鍵をおき、
俺はそのまま家を出た
じゃーな、アホ犬