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S×強気で恋になる

第48章 小さな亀裂



洗い物を終えてプリンを持って戻ると純平は寝ていた。
また明日食え

そう思って、寝室から出ようとすると鞄の中から携帯がなった


これよく水没しなかったな・・・

画面を見ると小鳥遊翔太郎となっていた

チッと舌打ちをしながら出る

ー純?お前倒れたんなら連絡しろよ。俺が迎えに行ったのに。今知って・・・ごめんな、俺がそばにいてやれなくて。純、聞こえてる?

・・・こいつ、何様のつもりだ!!!
俺がいるからんな必要ねぇーよ!!

ー聞こえてます。あんたさ、俺たちの中引っ掻き回すのやめてくんねー?純平が迷惑してるから。
ー!?誰だてめぇ。お前が、真一?
ーだとしたらなに?いい同僚とか彼氏気取りとかやめなよ。下心みえみえ。もー電話してくんな。
ーかわれよ!!純にかわれ!!お前、俺の純になんかした?!
ーしたとしたら?じゃーな


わざと煽るように言って電話を切る
ムカつくー

スヤスヤ寝てんじゃねーよ

「純平、起きろ!寝んな!!俺の怒りを鎮めろ!!!」
ゆっさゆっさと、身体をふる

「っ・・・ん、・・・なに?・・・」
「お前の愛しい小鳥遊から電話だよー。」

「・・・怖い、キレんな・・・っんー・・・」
「二度寝すんな。俺といちゃつかねーの?」
「・・・勝手にして、も、眠い・・・ー」

勝手にして、だあ?!
てめー、縛り上げるぞ!!!

バッと布団を剥ぎ、純平に馬乗りになると
驚いた様に目を開け、少し怯えた顔をした

「んな顔すんな・・・。なんもしねーよ。ほら、抱きしめてちゅーして。」
「えぇー・・・そしたら、機嫌直る?」
「うるせーな、さっさとしろよ!この舌でやってよ」

顎を持って指を口内にいれ、ぐちゃぐちゃにされる

「っん・・・ふっ、・・・んっ、く・・・ぁっん」
「エロい舌。指でも感じるの?変態。ほら、舌だせ」

くちゅ・・・くちゅっ・・・ちゅっく・・・

「んっ・・・あっん・・・ふっ、・・・・・・ん」
「お前の顔誰にも見せらんねー。トロトロじゃん。他はいいの?キスだけで終わり?」

っ、キス・・・気持ちいい・・・

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