
S×強気で恋になる
第49章 自由?
「おい。朝からきげんわりーな。・・・無視か!?」
無視だってするよ!!
馬鹿野郎!!
俺を殺す気か!!
「無視するなんて、傷つくなぁー。このスペシャルフルーツサンド。お前には作ってやらねー。お前はその、ミカン挟まったやつ食っとけ、ばーか」
「なんで俺が馬鹿なんだよ!!謝れ!!てめー、昨日まじで寝たろ」
「いや?お前が気絶したらすぐ起きたけど?勘違いだな、そもそも、油断したお前が悪いんだろ?」
嘘だ!!
俺夜中何回も起きたけど、腕ずっと括られてたし!!
「んだよ、その目。可愛くねーなぁー。ちょっと放置されたぐらいで大袈裟なんだよ」
「ちょっとじゃねーだろ!!あれ、一番キツイし嫌いな玩具なの!!それつけっぱなしで、しかも亀頭って、敏感なんだよ!!も、そこ弄るな!!」
「朝から亀頭だの、玩具だの、エロいなー。それは夜話そうな。」
っ、も!!!
俺の話きけよ!!
「で、ご機嫌ななめの純くんは、俺のマンゴー桃入りスペシャルフルーツサンド食わねーんだな?俺生クリーム増量しよーっと。」
っ、もー!!!
欲しいよ!!馬鹿!!!
欲しくなる俺が悔しい!!
あーんと、食べようとする岡崎を阻止する
「お前甘いの嫌いだろ!!」
「で、欲しいの?」
「っ、意地わりーぞ、真一!!食うよ!!かせ!!!」
皿に戻して純平にあげる
「うまいぞ?さー、洗濯ほすか。大人しく食ってろ」
ポンっと頭を撫でられる
っー、くそー!!!
よりによってなんで今日フルーツサンドなんだよ!!
絶対わざとだ!俺が好きなの知って、わざとやってんだ!!!
しかもこれうまいし・・・
馬鹿野郎ーが!!
俺負けっぱなしだ・・・
「そこのミカンのも食えよー!!!」
・・・。
ベランダから叫ばなくても食うよ!!
くそ、うまい・・・
