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S×強気で恋になる

第49章 自由?





ん・・・?

「っ・・・んっ、・・・くっ、ん、・・・」

はぁっとため息をついて
ベット横の小さなライトをつける

「・・・純平、起きろ。目覚ませ、泣くな」
ゆさゆさと、体を揺すって起こす


「んっ・・・・・・、」
「目覚めた?」
「・・・胸かせ・・・・・・ーーー」

モゾモゾっと俺の中にくるまって
何度か深呼吸をする

顔見られたくねーかな、
と思い俺は仰向けになって右脇腹に純平をおさめ
腕枕をしている手で頭を撫でた

「まだ夜中。もう一眠りしろ。寝れるか?」
「・・・・・・あぁ」

そう言って小さく返事をし、すぐに寝息を立て始める
純平が吐く息はかすかに震えていた

なにをそんなに・・・
そんなに夢に出ることってなんだ?
・・・俊哉?
わかんねー・・・

昔のこと少しは教えてくれたっていいのに

酔っ払ったときぐらいしか
本音言わねーし・・・

ふざけてばっかで
こいつ肝心なこと言わねーんだもん

なんの夢みてんだ?

一人じゃねーんだから
俺にも背負わせてろよな


ポンポンと頭を撫でる

「・・・んっ、・・・ーーーー」

お前マジで可愛いすぎ
なんか、ほんとに餓鬼みてぇ・・・

さ、寝よ。


ギュッ・・・!!


左手がシャツをくしゃっと握られる


おいおいおい
誘ってんだろ・・・

へその辺りをもつな!!!
口開けんな!!!
唇を舐めるな!!!


やべ、ムラムラする
こいつみてると、興奮すんだよな・・・

あー、寝れねー




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