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S×強気で恋になる

第49章 自由?

仕事も終わり、一緒に帰るとうるさい小鳥遊をなんとか撒き、会社の裏の駐車場に立っていた


和也おせーな


そう思ったあたりで、この辺じゃ見慣れないいわゆる高級車が止まる

あ、和也・・・

少し小走りで近づくと和也が窓を開けた

「わりーな、待った?」
「いや。迎えありがとな。」
「気にすんな。車のが楽だろ。晩ご飯グラタンでいい?買い物してたら遅くなったんだ」

和也だ・・・
優しいな、まじで
岡崎とは違う、丸くて柔らかい空気が流れる

「俺、グラタン一番好き。」

そう言う純平の顔を見る
ちょっとだけ嬉しいって顔に出る
わかりやすいな・・・

なんか前より喋るようになった?
気のせいか


「・・・和也さ、別に忙しかったら帰ってもいいぞ。真一にはいたことにしといてやるから。俺のため、っーか岡崎の監視に付き合わなくてもなぁ?」

んなこと気にしてくれてたのか。

「なんで?せっかく真ちゃん抜きで過ごせるのに、お前楽しみじゃねーの?」

ニコッと笑顔で頷かれる
んだ、その顔!!!

「だろ?俺はノーマルだしよー、緊張すんな。楽にいこーぜ、男同士」
「あぁ。最近、ゲイばっかでよー、寄ってくる奴みんなに警戒しちゃうんだよなー。触られたくねーし。ガタイいい人だとこぇーし。」

純平、一気に心許したな
やっぱ、襲われたくはないんだ・・・
そりゃそーか


「俺も一回あるよ。家までついてこられた。」
「まじ?確かに、お前優しいし物腰優雅でイケメンだもんなぁ。で、どーした?」
「褒めてもなんもねぇぞ。隆彦が、たまたま帰ってきて、そいつ強制連行した。後はわかんねーけど、俺を掘りにきた奴を隆彦が掘ったのかなーと」

恐ろしい話だ

岡崎も、夏目のこと掘ってAVデビューさせたもんな。。。

この前DVDでてた・・・

俺も売られたらどーしよ
考えすぎか


「怖すぎ。・・・なんか、酒吞みてーな」

突然なんだよ・・・

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