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S×強気で恋になる

第50章 お互いの確認

いただきます、と言って
吞み始めてから純平が乱れるのにそう時間はかからなかった。

「・・・お前ウイスキーこんなに呑んだ?!ちょ、やべーって!!」
「あはは・・・いーの、今日は岡崎いねぇーしー、和也の前だと力抜けるしー、なんか、気持ちいいしー」

ふふっと笑う姿に見惚れている自分の唇を噛む
やっぱ、この気持ち危ねぇ方かもしれねー

「和也、顔怖いー。ね、俺ねコークハイ好き。コーラあったっけー?」
「ごめんな、コーラ買ってきてねーんだ。ウイスキー、もうやめとけ。ほら、梅酒ぐらいにしとけば?」
「えー。あのさー、岡崎がさー」
「だから俺の前で岡崎って言うな」

んーっと考えるように
チーズを食べる

「真一だろ?名前思い出せなかったの?」
「あはは、そーだ、真一がねー、俺に首輪つけてねーイヌだって言うー。俺、犬なのー?」

真ちゃん・・・
こんな綺麗な奴、どんなめちゃくちゃにしてんだ

我が弟とは思えん鬼畜っぷりだな


「犬じゃねーよ。でも、そーやって遊んでんだろ?」
「ボール拾ったー。アイスくれるって言うから・・・。あ、見て!氷穴空いてる」

ボール拾いって

っーか酔っ払ってるとはいえ、こんな話ほかでしちゃまずいだろ!!
これは、真ちゃんに報告しとかないと

そう思いながら純平を見ると終始ニコニコしていた

「ロックアイスだから、穴空いてんだよ。・・・なぁ、俺のこと好き?」

そう言って自分でも驚く。
俺なに聞いてんだ!!

「んー、好き?だってー。好きだよー。だってー、和也はさー・・・。チョコレート食べたい」
「俺の続きいえよ!!気になんだろ。あー、なんか俺も結構きてっかも」

やべ、頭回ってねぇ
こいつが、ガンガンつぐから・・・!!

「チョコ・・・どこ、だっけ・・・」
純平がフラフラっと立ち上がる

危ねぇーな
転けて怪我したら俺が真ちゃんに怒られるだろ

「待って。俺が取ってやるから。」
スクッ、と立ち上がると
俺も足にきていた

やべ・・・

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