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S×強気で恋になる

第50章 お互いの確認

やめよ・・・
俺なに考えてたんだ。

こんなに酔っ払うくらい心開いてくれてる奴に、最低だ。

そのまま黙って純平から離れる


「・・・?脱ぐから、脱ぐから、待って・・!」
怒られた子供みてーな顔してんじゃねーよ

「純平。怒ってねーから。服着ろ。」
「・・・?・・・和也?」
「なに?さっきの話の続きして?」
「なんの話か忘れた。なんか・・・ん、眠い・・・」

寝てくれ

「俺も寝るわ。おやすみ。」

少し離れたところで仰向けになる
と、モゾモゾっと寄ってきた

目開けちゃだめだ。
こいつ寝なくなる

そう思って寝たふりをすると、

チュッ・・・
っと唇が重ねられた


・・・!!!!

俺がビックリして目を開けると
泣きそうな顔をした純平が少し驚いた顔をした

「真一・・・おやすみのキス、したから・・も、怒ってない?」
「・・・うん。俺の近くで寝たかった?」
「っ、いつも・・・してくれる、っく・・・、のに・・
してくれない、っ、から・・・」

なんで泣きそうになってるわけ?
俺そんなに怖い顔したか?
っーか、俺のこと真ちゃんだと思ってるみてーだし

「怒ってないって。な?ほら、」
ギュッと腕の中に入れると
嬉しいのか少しだけニコッとした


そしてすぐに寝息を立て始める


酔っ払いめ・・・
甘えたり泣きそうになったり
酒の力って怖い・・・


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