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S×強気で恋になる

第51章 二重生活


深呼吸をして玄関のドアに寄りかかる

抑えきれない衝動にかられていた


持ってきた純平の携帯を開くと
小鳥遊からの連絡が異常なほどに来ていた

っーか小鳥遊とやり取りしてんじゃねーよ・・・


接近禁止ったろ


またこいつか


あいつ明日は仕事行かせらんねーな

はぁ・・・


和也、俺無理だわ
こんなんなって、優しくなんて出来ねぇ。

例え純平が被害者でも
俺になんで言わねーんだ

俺に相談しろよ


ここのとこ変だったの
こーゆーことか・・・


そんなに・・・頼りねーか?


くそ、イライラする

そう思っていると、玄関があいた


「っ、ん、真一・・・ごめ、ん・・・」

んな顔で俺を見るな。
泣くな。

そーなるなら、俺に最初っから相談したらいーだろ!!
お前、いつもおせーんだよ!!
俺が気づかなかったら、
小鳥遊といつまでヤったわけ?

お前は


どーしたいんだよ!!!


っ、!!

「・・・出てくんな!!・・・寝てろったろ。ここにいるから、お前は部屋にいろ。」
「っ、・・・や、だ・・・っん、も」
「俺が嫌なんだけど。も、いいから。俺にも時間くれ。だから、部屋、戻れ。」
「っ、・・・ごめ、ん、なさ、っ・・・・」

立ちすくんでる純平の腕を掴みそのまま部屋に押し戻し玄関を閉める


俺にも時間くれ・・・

なんもできねー自分に腹が立つし
なんも言わねぇ純平にも腹が立つ

この怒りが収まるまで待ってくれ




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