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S×強気で恋になる

第52章 気持ち


そのまま吸い込まれるように顔を近づけ
チュッとキスをする

かわいい・・・
真一が真一らしくねぇ

そう思っていると
ぐっと左手首を掴まれた

「わっ、ちょ、・・・」
「かわいいことしてんじゃねーよ。おはようのキス?」
「っ、離せ・・・お前、昨日どんだけヤッたと思ってんだ!!!」
「気持ち良かったろ?・・・てゆーかお前の穴・・・柔らけーし拡がったんじゃね?やったな、上等なケツマンコだ」

っ、ぶっ殺す!!!

「っ、ざけんな!お前が、お前がそんなんにしたんだろ!!!っ、一発殴らせろ!!!」
「元気だな。まだ出来そうだ。ほら、チューしてやるから機嫌直せ。それとも、この部屋でもっと遊びたい?」

ズラーっと並んだ拷問具を見る

っ、マダムの部屋で捕まったら
やべぇ・・・

「っ、それは・・・嫌。も、家帰りてぇ・・・。疲れた」
「ガキか。体力ねーな。今度ランニングマシーン買ってやるからな。規定の距離走るまで首輪でマシンに繋いでおこうかな。」

ニヤッと笑いかけられる

まじでこいつならしそー
殺される・・・!!!

そう思いながら、まだ掴まれたままの左手首を離せというように、引っ張る

「っ痛い・・から、離せってば!!」
「おい。浮気したろ・・・謝れ。」

っ、いきなり怖いから・・・

「もう、しねぇ、から・・・離せ・・・」
「謝れって言ってんの、まだわかんねぇ?マダム呼んで二本刺ししてほしー?」

ぞくっと寒気がして
俺に選択肢がないことを知る

「っ、謝るから。」
「早くしろ。土下座さすぞ。」
「ごめん・・なさい・・・」

頭を下げて下を向くと
くしゃっと頭を撫でられる

「誰にでも尻尾振ってんじゃねーぞ。エサもらったらほいほいついて行きやがって。俺が飼い主だろ?飼い主の名前は?」
「・・・・・・真一・・・エサなんてもらってねーよ・・」

も、飼われてる犬だ、俺
でも浮気はできねー

昨日本当にヤリ殺されるかと思ったし
こいつ裏切ったら

なんかダメな気がする・・・

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