S×強気で恋になる
第53章 新鮮
しばらく耐えていたが
全身が震えだし
我慢の限界にくる
それを知ってか知らぬか
真一がケツに入ってたバイブのスイッチを押した
「!!!!!・・んっ、ふぅ、ん・・・」
「出したい?」
ブンブンと首を振る
も、お腹痛い
「恥ずかしいやつだな。淫乱で変態だな。同性愛に嫌悪感抱いてるくせに、ホモなんだもんな。」
「んっ、・・・・っん、・・・」
ジュプー
っとバイブを引き抜かれると同時に
この状況で身体を弄ばれる
っ、鼻かすめる匂いで
もう俺の思考は止まった
シャワーを当てられ
執拗に身体を洗われるが抵抗なんて出来なかった
ただ悲しくて
わけがわからなくて
頭の中で真一が笑っていて穏やかな顔で
好きだよって言われたところばっかりが
浮かんでは消えていた
手も縛られて
口も聞けなくて
目も見えなくて
俺
わかんない
やめて、待って、ごめん、ってことも伝えられない
抱きしめることも出来ない
涙も流せない
「やっと、お前のこと抱けるな。なんだ、抵抗しろよ。最高だったよ、お前が痛み我慢してでも出しちゃうとこ。そーやってほしくて浮気したんだろ!!!」
「・・・・っん、・・・・・・ん、」
浮気なんかしてねーよ
したのは
そっちだろ・・・・
あれは
一番信頼できて
まともに連絡とってくれて
俺のこと本気で守ってくれた
俺の唯一の兄貴だ
真一
10年ぶりに会ったんだ
兄弟多くていっつも誰か近くにいる
お前なんかに
俺の気持ち
わかんねーよ