S×強気で恋になる
第54章 純平のおもい
もう昼・・・?
初めて仕事
休んじまった
何度かけても繋がらねーし
GPSもこの建物さしたままだし
どうしていいかわかんねぇ
とりあえずこれ、チーズフォンデュ片付ける、か
一つ一つ捨てたり片付けたりしていると
それを一生懸命準備した
純平の顔が浮かんでは消えていた
っ、また涙・・・
クソ野郎。
じゃなんで、男なんか連れ込んだんだよ!!!
俺だけを見ろよ!!
お前がフラフラしてっからだろ!!!
そう思いながら深呼吸すると
インターホンが鳴った
純平!?
鍵持ってでなかったのか?
そう思って、受話器に駆け寄り
繋げると
昨日聞いた声がした
ー純、俺だ。開けてくれ。お前の家の近くきたから、ついでに連れてきたんだ
・・・・ここにきて
この追い打ちはキツイな
今彼だぞーってか?
一発・・・ぶん殴ってやる!!!
そう思い、何も返答せず
オートロックを解除した
しばらくしてインターホンが鳴り
俺は怒り爆発の状態で
玄関を思いっきり開けた
「あれ?ここ純の家じゃなかったっけ?・・・俺またどじったか?」
「もー、昴さんったらー。すみません。ここに、彼の弟がいるってきいて、私たち結婚して、その報告に、・・・お騒がせしてしまいすみません。」
どーゆーこと?
昨日のやつが
兄貴?