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S×強気で恋になる

第54章 純平のおもい



まだ慣れない仕事をこなし
疲れた足取りでホテルに戻る



疲れた・・・


ドサッとベットメイキングされた
綺麗なシーツにダイブする


携帯には真一と和也から
鬼のように連絡があったけど

それに応えれるほど
俺に余裕はない




晩飯頼んでなかったな
明日の朝はホテルの食べよう



そう思ってシャワーを浴びに風呂場にに行くと
昨日の行為を思い出し
息が詰まった


あいつ・・・・俺のこと



あんなにするほど嫌いだったのか?




はぁー・・・・






どこまで俺のこと堕とすんだよ



俺はな

産まれたときから
綺麗な顔もこの目も
母親の元旦那に似てるからって
可愛がられなかったし
外にも出してもらえなかった

それでもなんでって思いだけで
あの人のこと嫌いじゃなかった


俺が悪いから、俺の顔がだめだから
殴られるんだって
真央ちゃんと別扱いなんだって我慢してた


そしたら置いてかれた


二度と帰ってこなくて
俺は行きたくもねぇ施設に入れられた

いい子にしてたって
もらわれた里親先で
虐待に合って挙句に親は離婚したから
また捨てられた

俺ばっかりこうなること
ご飯は給食しか食べられないこと

それはもう日常で
疑問すらなかった

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