S×強気で恋になる
第55章 絶対離さない
「そろそろ飯行くぞ。横山さん、なんか考えごとしてたでしょ」
「え?いや、特になにも。・・お待たせしてすみません。飯行きますか」
藤倉は隣のデスクだから
一番喋りやすく
今は藤倉と一緒に過ごすことが多くなっていた
「何にしよっかなー。横山さん、今日このビュッフェにしたらグラタンあるぞ。おかずコーナーに」
「まじ?じゃ、俺Aコースのビュッフェ。藤倉さんは?」
「同じで。横山さん、痩せてるのに結構食べるよね。日頃そんなに体力使ってんの?」
最近はヤってねーけど前は毎晩毎晩
気絶するまでしてたからな
疲れんだよ・・・
「そんなことないですよ。ただ、太りにくいっーか太らないんです。藤倉さんこそ、めちゃくちゃ上半身鍛えてますよね?いい身体じゃないっすかー」
あはは、と笑われる
いい身体?
そんな言い方されたら
期待しちゃうだろ
横山さん気づいてないかもですけど
女たちはおいといて
俺以外の男も結構狙ってるんですからね
しなやかで細くて綺麗で美人で
抱いてみたいって・・・
この前
ふざけんな、てめー
って言ってるの聞いて
口が悪いことを知った
もっと、横山さんのこと
教えて、俺に