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S×強気で恋になる

第56章 傷痕



憂鬱だ・・・
このビル出たくない


お仕置きされるの分かってて帰るのって
こんなに辛かったっけ


絶対無茶苦茶される


第一さ、俺がお仕置きされる理由ってなに?
俺もごめん、って言ったら
いきなり許してやる的な態度になるし

まじドS。鬼畜。変態。悪魔。


そんなことを考えながら歩いて、ビルを出ると
目の前の道に真一が立っていた

「お疲れ。」
「・・・あぁ。・・・お腹すいた」

本当はそんなに空いてなかったけど
このままお仕置きされたくなくて
逃げ道を探していた

「ふぅん。ついてこい。」

っ、ふぅんって!!

飯食いに行こーよ
酒でも呑んで

そしたら、気分よくなって終わるだろ!?

そう思っているとなぜか
俺の下半身がゾクッとなった



ばか!!!

期待すんな、変態!!!


そう戒めるが、俺の息子は
まだかなーと言っているようで
怖くて仕方なかった


俺変になってる・・・

絶対前みたときみてーなAVの奴みてーに
痛がって喜ぶことなんてしねー!!

俺はMじゃねぇ


痛いことは嫌いだ!


「乗れ。」

グッと押され乗り込んだと思ったら
バンッと閉められる


なんかいつもと違ってこえーよ・・・

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