S×強気で恋になる
第57章 遠くなった俺
なんか・・・わかんねーけど
どーしていいのかわからない
髪を乾かしキッチンにいくと
小さな鍋に晩御飯と朝ご飯分ぐらいの
ミネストローネがぐつぐついっていた
・・・うまそう
トマト好きなんだよなー・・
そう思ってよそって食べると
身体に染みていく味がした
っ
も、頭痛い・・・
あいつなんなんだよ
っーか俺の部屋こんなに静かだったっけ
なんかなんだこの無性に寂しい気持ちは
彼女でも作るか
ーお前は俺のモノ。新しく覚えろ
だから、お前は俺のなんなんだって
そう思っていると
ガチャっと扉があく音がした
あ?
鍵閉めたのにあいた?
またあの岡崎って医者か?
そう思って近づくと
前一度だけ飯を食ったことがある
桜田航平が立っていた
は?
なにこいつ、不法侵入・・・
っーか、こいつとそんなに仲良かったっけ?
わかんねぇ
まじで、どーにかしろ
このモヤモヤ・・・