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S×強気で恋になる

第59章 なくしたもの

そう思っていると、俺の携帯に着信が入った


ー外山ー


外山ー?!
仕事かな


そう考えながら出ると、今会社の資料を持って自宅下に来ているとのことだった


俺本当にツイてねぇ

和也も真一もタッグくんでる今

外山なんか来たら、あいつら何してくるか・・・

でも、下で待ってんだよな?!
早く行かなきゃー!!


そう葛藤しながらベットでゴロゴロしていると
真一が入ってきた

「何してる。晩飯の準備手伝え。・・・あ?なんか隠し事してんだろ。」
「っ。してねぇよ!!!!!」
「大声出すとこがますます怪しいな。しかも、携帯握りしめてるし。見せて、携帯。」
「っ、だめ!!!!っーか、なんもかくしてねぇよ!!」
そう思っていると再び着信が入る

「へー。誰かと電話してたんだ。ふーん。」
「仕事だろ!?俺、ちょっと郵便とってくる!」

そう言ってベットから逃げようとする純平の手をとる

「郵便一緒に取りに行こうか。嘘ついてないんだろ?」
「っ、も、・・・・わかったから、離せ!この束縛男!!」

そこまで言うと真一から放たれるオーラが最悪なものとなっていた

あぁ、たかが会社の資料受け取るだけなのに

俺ほんとツイてねぇ

アーメンどころじゃねーよ

死んだ、俺もう死んだ

「真ちゃんー?あんま純平いじめんなよー?」

リビングから和也の叫び声がする

おせーよ、和也

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