S×強気で恋になる
第60章 俺の知らないこと
ただいまーっても誰もいねーか
外山なんか今日よそよそしい感じだったな
まあいっか、そんな日もあるだろ、人間だし
腹減ったな・・・
そう思いながらとりあえずソファーに座るが
部屋は静まり返っていた
あー岡崎あっさり行っちゃったからな・・
っーか、
行くのはいいけど、鍵・・・
本当に流しに流したのか?
くそー・・鬼畜やろーが!!
あー、・・・・
「会いたい・・・」
ボソッと小さく言う
「誰に会いたいわけ?」
「!!!!!は?!誰だ!!!」
泥棒!?
っーか、独り言聞かれたー!!
くっそ、どつき倒してやる
そう思ってソファーから立ち上がると
片瀬が大あくびをしながら寝室から出てきた
「は?!お前!!人ん家勝手に入んなよ!!!不法侵入!!ケーサツ呼ぶぞ!!」
「岡崎さんから借りたのー。みて、合鍵。独り言聞こえちゃったー。かわいーな、純平。あれ?・・・飯まだ?」
「こっちのセリフだ!!!勝手に入ったんなら飯くらい作れよ!!!」
「えー・・・ピザ頼む?」
「はぁー?・・・・何ピザ?」
「食いつくねー。ゴージャス4とデラックス4だな。釜焼きプリン買ってやるから、な?ぶーぶー文句言うなよ。悠二さん、ピザとりますよー?」
「は?悠二!?」
片瀬が出てきた寝室を開けると
悠二さんがでーんと寝っ転がっていた