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S×強気で恋になる

第20章 信じていいのか

あいつ絶対オナってんだろ。
俺はニヤけていた。
足りないって顔しやがって、あとで突っ込んでやる。

さ、俺も純平と一緒に風呂入ろっかなー

鼻歌交じりに風呂場に向かう

ザァアァアアーーーーー
シャワーの音が途切れることなく響く

「純平、オナってんだろ。」
「・・・。」

ガチャー

俺は目を丸くした

壁にもたれかかり、床にしゃかんだ状態で動かない体
上からとめどなく擦り注ぐシャワー



「何やって!!!純平!!!」

誰かが俺の名前を呼ぶ声がする。

うっすら目を開けたが、
なんかなんだろ
久しぶりに昔の夢を見たからか
深く悲しい
何が悲しいのか
なんで涙が出るか分からない

「しっかりしろ、」

そう言われても、俺は目を閉じたまま返事も出来なかった。

適当に身体を拭かれて裸のままベッドに寝かせられる

「お前、大丈夫だから。俺はお前が好きでここにいるんだ。だから、安心しろ。お前は俺のモノ、以上に俺はお前のモノだ。」

そう言って抱きしめられる。

「・・・疲れてたのか?お風呂でねちゃっただけか?」
髪をいじくりながら聞かれる

「・・・俺、おまえのこと嫌い。いてぇことしかしねーし」

いきなり何言いやがる!!!
犯すぞ!!!
屈服させるぞ!!!

って思いをどうにか押し殺して、純平を抱きしめていた腕を離す。

すると、ガシっと腕が掴まれ
純平の意思で腕の中に入る

「だけど、・・・ここに・・いろ・・もぅ・・1人は・・怖い・・・」


これは、こいつの本音なのか?
だけど、俺は安心した
嫌いって言われたときは、心臓止まるかと思った
だけど。ちょっと純平の心に入れた気がした

お前、めちゃくちゃかわいーな
おれを頼っていいんだ。
俺のペットなんだ、純平は。

つい調子にのる
と同時に俺の雄も調子にのってるのがわかる


「わかった。もう1人じゃない。純平のこと夢中にさせてやる。だからー・・・ケツ見せろ、入れてやる。」

純平はビックリしたのか、大声をあげる

「ば!!お前、絶対馬鹿だろ!っーか、だめだ。やっぱり早く帰れ!!!変態!!!飯だけ作りにこい、飯だけ!!あと、あれだ!風呂とネクタイ!!!」

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