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S×強気で恋になる

第61章 俊哉×航平

ムラムラしすぎた
仮眠室で抜いたの久しぶり

ただいまーっと


あ?


もう出勤したのか?


てゆーか携帯でろよ


電源入ってないか電波繋がらないってどーゆーことだ。


なんか


家が・・・朝みたときと何も変わってねぇ気がする

あいつ帰ってきてねぇのか?




もやもやと考えてると
和也から着信が入る


っーかあいつ昨日の朝から何件かけてんだ


「はーい、俺」
「はーい俺、じゃねぇよ。昨日純平会社来てねーんだけど、お前らいちゃこらしすぎ!親父が別に何日休んでもいいとか言うから、俺が有休で誤魔化したんだぞ!今日は出勤させろよ!?」
「・・・・あ?純平、昨日会社行ったぞ。それから連絡きてねぇ。どーゆーこと?」
「知らねぇ。え?純平、今どこいんの?」
「いや、知らねぇ。え、迷子???脱走した?!」
「真ちゃん。落ち着いて。今日帰ってこなかったら、探そう。俺もなんか心配だし。」
「俺から逃げたんなら血の果てまで追いかけて、泣くほどお仕置きしてやる。いい、和也。俺今から探すから。」
「ちょ、待てって!純平、えらい綺麗なんだし、巻き込まれたって不思議じゃねーだろ!!心配してやれ。」

それからの会話は何も頭に入ってこなかった


どこ行った?


どこにいる?



俺に行き先告げずにいなくなるなんてあるか?



何かに巻き込まれた、とか?



俊哉?




てゆか、俺なにしてんだろ



あいつのこと安心させるために
打つ手は俺とどうこうより


俊哉とかあいつの過去とか
そっちにもっと向き合ってやればよかった



まだ俊哉って決まったわけじゃねーけど



俺のことばっか考えさせて



あいつの根底にある不安とか傷とか
そーゆーの



忘れてたわけじゃねーけど



俺、きっと浮かれてた



あいつどこ行ったんだよ・・・



会社までの道のり歩いてみるか



っーかなんで昨日の朝に限って
冷たくして
あいつ電車で行かせて

「今日は晩飯、俺が作ろうか?」

純平の言葉を思い出す



っあーーー!!!!!
クソ野郎!!!!




朝飯も食わせてねぇ
ネックレスもつけてねぇ




純平どこ逃げたんだよ!!
脱走しても餌ねーぞ!!


くそー





とりあえず、道のり歩いてなんか
頭働かせよう


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