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S×強気で恋になる

第62章 旅行が教えてくれたこと


さきほど、黙って持ち出したホテルの鍵を使って
部屋に入り、障子をあける

・・・俺の思った通り




部屋には

乱れきって悶え苦しんでいる真一と
その隣で気を失っている横山さんがいた


「っん、・・・くそ、・・!!」

可愛いな
俺、いつもビシッとしていて完璧な真一が
悶えて死にそうな顔、たまんねーくらい好きだ


そう思いながら真一に近づいた

「っあ・・・た、か、ひこ・・っはぁ・・」
「真一。もう寝ろ。寝かせて終わらせてほしいか?」
「っあ、・・たすけ・・・っあ・・」
「昔から、こっちのピンクの液体の媚薬には弱いよな。今回のお仕置き、きいただろ。ん?楽しかったか?」
「た、か・・・ひこっ、・・・・!!」
「うん。無抵抗なお前を救ってやろーな。」

そのまままた違う薬品を嗅がせると
真一がどんどん脱力してぐったりとしてしまう

懐かしいな


昔、お前が大学の頃
何回かこーやってお仕置きして

そのたんびにお前乱れて一人で抜きまくってたもんな



俺がコントロールしてる感じ
たまんねー


真一はこのアッパー系には弱くて
一切手をださねぇ

だから自分があんまり効かないやつを
横山さんとかに使ってるんだろ?
横山さんは乱れるけど、お前は効果が少ないもんな


逆にこの強烈なのを横山さんに嗅がせたら
死んじゃうかもな


そんなことを考えながら
冷や汗をかいている真一と

その横でぐたっとしている横山さんに

掛け布団をかけて
俺は部屋を出る


時刻はもう朝になっていて
窓から朝日が差し込んできていた





真一


お前が偉いと思うな



一番偉いのは俺だ





ポツリと呟いて、俺は空港へと向かった

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