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S×強気で恋になる

第64章 お前といるから


「・・・・・」

なに黙ってんだ
ムカつくな

こけてんだから、手ぐらいかせよ

そう思いながら立ち上がる

「・・・・純平。走るなら宿向いて走れ。」
「・・・・・真一の馬鹿」
「あ?!お前喧嘩うってんのか!?何で俺が馬鹿なんだ。いい加減にしねーと、檻に閉じ込めるぞ。」
「お前いなかっただろ!!!ここで待ってるって言ったろ!!!」
「は?何の話だ。待ってたじゃねーか。ベンチにいたろ。」
「いなかった!!!!・・・も、いい。帰る。」
「喉渇いてたから、買いに行ってただけだろ。そんな時間かかってねーし。なに?なんで不機嫌なんだよ。つまんねーやつ。すぐ怒る。ご機嫌ななめでちゅかー?」

そう言うものの、純平は黙ったまま走ってきた道を折り返して行く

なんだよ。
冗談で言ってやってんのに


反抗期かな



ったく・・・・



夜風をうけながら
黙ったままホテルまで歩いた
前を歩く俺から少し離れた後ろを歩く純平


なんで一列・・・・


ドラ○エじゃねんだから
並んで歩けねーのかよ


久しぶりにムカつくな・・・
お仕置きすっか?
酷く犬みてーにしたら言うこと聞くか?

ここが東京ならそーしたのに

あいつの生まれたとこだから
そんなことできねーよ

ふざけんな、クソ犬!!

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