狼男子の扱い方
第2章 部活終了時での行為
ジュポ……
ピシャ──
「…………あ…、はぁ……」
あたしがイったと同時に
水谷はあたしから抜いて
あたしの水着に
たくさんの白い精子をぶっかけた。
「あ……温ったかい…………」
水谷は、
出し終えたからか
少しいかつかった顔が
火照って、いつもの迫力が
あまりなかった。
カチャカチャと
ベルトを閉めながら
あたしは
水着を洗いながら。
「……お前、はじめてだったんだな」
そう、ぼそっと呟く水谷。
「っそう、だよ……」
それどころか、
ここまで18年間、
誰とも付き合ったことないし
ましてやセックスなんて
するはずもない。
それがまさか
こんなところで
失うことになるとは……
思わないよなぁ……。
「おい、
美華」
───え?
「キモチよかった、だろ?」
「っ……!」
自信に満ちた笑みを浮かべ、
あたしをみつめる水谷は
捕って喰いそうな
獣のようだった。
「じゃ、これからよろしくな?
美華。
あと、俺のことは
水谷じゃなくて、玲音って
呼ぶこと」
こうして、半ば強制的に
あたしは玲音と付き合う(?)
ことになったのだった。