狼男子の扱い方
第4章 玲音の家での行為
「…なんでもない」
「んだよ。
………」
顔をそらすと、
玲音からの視線を感じた。
「……なに?」
玲音の視線は
あたしの目ではなく、
胸。
「そこ、弄ってねぇ」
そういうと
座っているあたしに
覆い被さって、
すでにあらわになっていた
あたしの胸を
ふわっ…と手でおおった。
「っひゃ……」
「…手、邪魔」
咄嗟のことであたしは
自分の腕を顔にもってきていて、
その両手を、
玲音の片手で抑えられた
「っ……あ!」
玲音の舌は
あたしの突起をチロチロと舐める
「っ……んっ」
あたしの抑える声に反応し
目線だけを上げてあたしを見る
玲音は、
あたしの反応を気にしながら
舌の先っちょだけで
突起をなめたり、
指で摘まんだり、
優しく、ときに強く揉む。
そのたびにあたしの身体は
びくんと動く
「っや……あっ!
ふ……っ」
キモチい…………
なんで……こんなに、上手いの…
あたしが
感じやすいの……?
「っあ……!!」
玲音の歯が
あたしの突起を、甘噛みする
「……お前、胸だけで
どんだけ反応してんの」
フッと笑いながら、
玲音は手をずらし、
あたしの下をさわりながら
キスをした。
「んぁ……っ!ふぁ…」
っだめ…だって……っ!
さっき……イッたばっかなのに……っ
「ふぅ……んっ」
また……意識…とんじゃう……
─ガチャ……
「!」
突然、一階から聞こえてきた
玄関を開ける音に
玲音はあたしの口から
自分の舌をぬいた。