狼男子の扱い方
第4章 玲音の家での行為
ゆっくりと
玲音はあたしから離れる。
「……おい、お前静かにしろよ」
「っ、」
そういった玲音は
いつも以上に恐かった。
「れおーーん?
いるんでしょ?」
下から聞こえてきた声は
若い女の人の声だった。
─…お母さん?
すると、突然
ぐいっと腕を引っ張られる。
「お前、この下潜れ」
「っえ?」
「早く!」
あたしは
ほぼ強制的に
ベッドの下に押し込まれた。
…………え。
ちょ、……え!?
「これ、服着とけ」
ベッドから投げられた
あたしの服。
………………いやいや。
ていうか、全裸で、ベッド下?
そのまえに、
突っ込みどころありすぎて
なんも言えないんですけど。