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狼男子の扱い方

第5章 あたしの頭上での行為






外に出て

午後7時を回る空は
薄暗く雲がかってた。






まぁ


あんな付き合いかたした時点で


恋愛として見られてた
なんて思わなかったけど。



──あたしも


なんで、OKしたんだろ。




キモチかったから?




それじゃ

ただのセフレじゃん。





─初めての彼氏が

 あんなやつになるなんてなー。







……あたしは

あいつの餌だったのかな。























「───みー?」




信号のない細い通りで


目先にいた、

背の高い男の子が






懐かしい呼び方で

あたしをよんだ。

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