テキストサイズ

狼男子の扱い方

第7章 翌日の学校での行為





ムリヤリ開かれた秘部は
濡れていた。



パンツは足元に

夏の制服は
前チャックを全開にされ、

ブラは胸の上にずらされて


リボンは地面に放られていて




あたしは、放心状態でうつ向き
地べたに座り込んだ。








とめどなく溢れだす涙は

ゴム製の地面を黒く染めた。






 
あんな、こわい玲音

はじめてだった。





あたしのからだの震えは
いっこうに治まらない。















フワ……





「っ」

突然、真正面から誰かに


優しく抱きしめられた。







そのとき香った……



バニラシュガーの香り























「りょ……ちゃ……」








「……みー、」




あたしの名前を呼んで


あたしのあたまを胸に押し当てて
力強く、守るように

あたしを包んだ。









今、

この状況で

涼ちゃんにビビるほど
あたしの体は








玲音を怖がっていた。













「りょお……ちゃんっ…」

目の前にいる涼ちゃんの背中に
あたしは腕を回し、

離れないようにぎゅう…と
抱きついた。








このとき
あたしは知らなかった。









いま、


あたしを抱きしめる涼ちゃんが


どんな顔をしているのか。














─────

ストーリーメニュー

TOPTOPへ