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狼男子の扱い方

第8章 中学での行為




そんな感じで、
三年末期


塾の最後の日に
涼ちゃんからメールがきた。








【今日、告るわ!】




カシャ─ンと音をたてて
ケータイがおちる。



「美華、ケータイ落ちたよ?」


「っ…ごめ、ありがと」



─うそ…  

 

そう思っても

半心、そんな気はしていた。




というか、


このまえも友達に
ふたり付き合ってるの?って
聞かれてたの聞いちゃったし。







あたしは、

【がんばれっ!】

とだけ送信する。









滴る涙を無視して───

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