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狼男子の扱い方

第9章 昨日の行為






「美華!?」


ボタンを押し、
着信が鳴り止む瞬間に
俺は美華のなまえを叫んでいた。


『……うん』



美華本人の声を聞き、
少しだけホッとする。




なのに…



どこに出掛けてたかと問えば

家で寝ていた、と答える美華。







「ふざっけんなよ!!
  俺下に隠れてろっつったよな!?

 …に勝手なことしてんだよ!」




勝手に帰った理由もいわねぇで…


必死になってた俺がバカみたいで。













俺が怒鳴ると

美華は無言になる。


「おい?」


そう問いかけると、

『……ねぇ





 あたしらって、なんなの?』



「は?」


どういう意味だよ。


『付き合ってるの?』

そんな疑問を悟ったかのように
美華は続ける。



「んだそれ。

お前は俺のもんだろ」 


当たり前すぎる質問に
俺はすぱっと答えた。



   

なのに







なんだよ…… 








『あたしは!!!


 あんたのものじゃない!!』















そんな風にキレられるとさ、




こっちもそろそろガチでキレるぞ

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